「地方競馬に手を出すな」と言われる6つの理由と地方競馬の魅力を徹底解説します

日本で開催される競馬は、中央競馬と地方競馬の2つに分かれています。

ただ、世間的には中央競馬の方が人気と知名度共に圧倒的で、地方競馬に対する関心はかなり低いのが実情。

その存在感の薄さからネガティブなイメージを持たれがちで、中には「地方競馬には手を出すな」という声も出ています。

一体何故、同じ競馬なのにも関わらず地方競馬だけ「手を出すな」と言われているのでしょうか。

そこで今回は「地方競馬に手を出すな」と言われる理由について徹底解説したいと思います。

具体的な理由から地方競馬の魅力まで詳しくご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

「地方競馬に手を出すな」と言われる6つの理由をご紹介

「地方競馬に手を出すな」と言われる主な理由は、以下の通りです。

• 出回っている情報が圧倒的に少い
• 開催レースが多い
• 八百長疑惑が頻発している
• 陣営の意欲が低い
• オッズの変動が激しい
• 平均配当が低い

これらは全て、中央競馬にはなく地方競馬独自の特徴が大きく関係しています。

それぞれについて詳しく解説するので、ぜひご覧ください。

出回っている情報が圧倒的に少い

「地方競馬に手を出すな」と言われる理由1つ目は、出回っている情報が圧倒的に少いという点です。

中央競馬は世間からの関心が高く、人気を博しています。

そのため、中央競馬に関する情報はTVやネットにSNSなどあらゆるメディアを介して発信される事が多いです。

一方、地方競馬はどうでしょうか。

高額配当が出た場合などは時たま報道される事はありますが、基本的に専門誌以外のメディアで情報が発信される事はほとんどありません。

やはり地方競馬は中央競馬よりも関心が低いため、取り扱うメディアが少いのも必然的。

その分、出回っている情報が中央競馬より圧倒的に少いため、予想の参考になる情報を集めるだけでも苦労する場面が多いです。

情報は予想をする上で欠かせない存在。

不透明な部分が多い地方競馬で勝負するのは危険と考える方が多く「地方競馬に手を出すな」と言われてしまうのではないでしょうか。

開催レースが多い

「地方競馬に手を出すな」と言われる理由2つ目は、開催レースが多いという点です。

中央競馬は毎週土曜日と日曜日の週2日間開催されます。

一方で、地方競馬は週末だけではなく平日も開催。

365日休み無く白熱したレースが繰り広げられているのです。

そのため、競馬好きの方からすると毎日競馬を楽しむ事ができるため、地方競馬は貴重な存在と言えるでしょう。

ただ、夢中になりすぎてしまうと毎日馬券代を消費する事となるので、予想が当たらなければお金がどんどん減っていくという危険性も持ち合わせています。

自分で節度を持ちながら楽しむ事ができるのであれば良いですが、ギャンブルは非常に依存性が高い娯楽なので、のめり込んでしまう可能性が高いです。

そのため、毎日開催されている地方競馬は中央競馬よりも依存してしまう危険性が高く「地方競馬に手を出すな」と考える方が多いと言えるでしょう。

八百長疑惑が頻発している

「地方競馬に手を出すな」と言われる理由3つ目は、八百長疑惑が頻発しているという点です。

八百長とは、真剣勝負を装って事前に約束していた決着にするという行為。

競馬だけではなく、公営ギャンブルでは禁止されています。

発覚すれば社会的信用も失いかねない行為ですが、地方競馬では現在においても八百長が度々取り沙汰されているという実情をご存知でしょうか。

事実として、過去には逮捕者が出るまでに発展した笠松競馬の八百長事件が発生しています。

笠松競馬の八百長事件と地方競馬において発生した八百長事件については、別記事で詳しくご紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。

中央競馬と比べて地方競馬は、八百長事件や疑惑が頻発している事から、悪い印象を抱いている人も多いです。

そのため「地方競馬に手を出すな」と言われてしまうのも仕方ないと言えるでしょう。

陣営の意欲が低い

「地方競馬に手を出すな」と言われる理由4つ目は、陣営の意欲が低いという点です。

中央競馬のレースにおける賞金総額は最大で4億円。

1億円を超えるレースであれば多数あります。

一方、地方競馬におけるレースの最大賞金総額は1億円。

賞金総額が1億円を超えるレースは2つしかありません。

競馬における賞金は、騎手を含めた陣営からすると言わば給料のようなもの。

中央競馬と比べるとかなりの格差があるため、モチベーションに繋がりにくいと言えるでしょう。

もちろん陣営が賞金が低いからやる気がないと実際に発した訳ではありませんが、レース中の振る舞いなどを見ると、どこかやる気が感じられない場面が散見されます。

そのような場面を見た競馬ファンからすると「地方競馬に手を出すな」と感じてしまうのではないでしょうか。

オッズの変動が激しい

「地方競馬に手を出すな」と言われる理由5つ目は、オッズの変動が激しいという点です。

地方競馬は中央競馬と比べると、オッズの変動が激しいと言われています。

一体何故、地方競馬はオッズの変動が激しいのか。

それは、地方競馬の売上の少なさが挙げられます。

地方競馬のレースでは、単勝の売上が100万円にも満たないという事がザラです。

もしそのようなレースで1つの馬に10万円が賭けられたとすると、オッズは当初の約半分までに落ち込む事となります。

しかも、これだけ大きな変動がレース直前に起こる事があるため、オッズを軸に予想を考えるのがとても難しくなると言えるでしょう。

比較的オッズ変動が安定している中央競馬と比べて「地方競馬に手を出すな」と考える方が多いようです。

平均配当が低い

「地方競馬に手を出すな」と言われる理由6つ目は、平均配当が低いという点です。

地方競馬が中央競馬よりも配当が低い主な理由は以下の通り。

競馬には出走可能枠が設けられています。

中央競馬の出走可能枠は最大18頭。

一方、地方競馬は競馬場ごとに異なり、最大でも大井競馬場の16頭となっています。

競馬のレースは少頭数であればあるほど、1つの組み合わせの馬券に投票が集中しやすいです。

そうなると、オッズは必然的に低下。

地方競馬は出走頭数が少い事から、中央競馬と比べるとオッズが低く配当が安いです。

加えて、1番人気の勝率が約45％と、約30％の中央競馬と比べて圧倒的に高く順当な決着となる事が多くなっています。

オッズが低い上に人気決着が多ければ配当が低いのも当然のこと。

稼げないという理由で「地方競馬に手を出すな」と考えている方が多いようです。

地方競馬でも儲かる？結果を残している競馬のプロをご紹介

稼げないというイメージの強い地方競馬。

実際のデータでも中央競馬と比べると配当が低くなっているため、手を出したくない方も多いはずです。

とは言え、地方競馬は全く稼げないという訳ではなく、逆にある程度攻略する事が出来れば毎日稼げるチャンスがあると捉える事ができます。

そこで今回は、地方競馬において結果を残している競馬のプロをご紹介したいと思います。

情報収集が難しい地方競馬において、予想の参考にできる心強い味方となるはず。

手間を省いて地方競馬で稼ぎたいという方は、ぜひご覧ください。

• 全て無料で閲覧できる予想が対象
• 地方競馬における直近の10戦で検証
• プロの対象は「YouTuber・競馬予想サイト・競馬評論家・個人予想家」

予想家	ジャンル	成績	収支
スマうま	競馬予想サイト	10戦9勝1敗	+743,600円
モンジューのひ孫	個人予想家	10戦3勝7敗	＋47,400円
らくらく競馬	競馬予想サイト	10戦10勝0敗	＋210,600円
小田哲也	新聞記者	10戦4勝6敗	＋84,200円
小学校の先生による競馬ブログ	Youtuber	10戦5勝5敗	＋29,070円

地方競馬における直近10戦で、突出した成績を残しているのは「スマうま」と「らくらく競馬」という競馬予想サイトでした。

スマうまは僅か10戦で743,600円もの収支を獲得。

騎手と馬の相性を独自の指数で分析をして、難易度が高いレースを次々と読み当てています。

らくらく競馬は10戦10勝という驚異的な的中率を記録。

騎手に関するあらゆる情報が詰まった最新のデータベースを駆使して、素晴らしい成績を残しています。

本ランキングは最新の結果を反映しているので、随時変動する事をご了承ください。

「手を出すな」とは言い切れない！地方競馬の魅力を3つご紹介

「手を出すな」とまで言われている地方競馬。

批判的な声も目立ちますが、何もかも否定してしまうのは時期尚早と言えるでしょう。

実は、地方競馬にも多くの魅力が存在しています。

そのため、完全に「地方競馬に手を出すな」とは断言できないと言えるでしょう。

ここでは、地方競馬における以下3つの魅力をご紹介します。

• 地方にお住まいの方でも競馬場に行きやすい
• 地方競馬にしかない券種がある
• 節度を持って楽しめれば手軽に勝負できる

それぞれについて詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

地方にお住まいの方でも競馬場に行きやすい

中央競馬と地方競馬合わせて全国に25箇所の競馬場があります。

そのうち、中央競馬は10箇所。

地方競馬は15箇所と、地方競馬の競馬場が多くなっています。

また、点在する地域も地方競馬の競馬場は広範囲。

中央競馬の競馬場がない四国地方や東北地方北部にも点在しています。

そのため、地方にお住まいの方でも気軽に競馬場に行きやすいという点は地方競馬の大きな魅力と言えるでしょう。

地方競馬にしかない券種がある

地方競馬には、中央競馬にはない独自の券種があります。

それはトリプル馬単です。

トリプル馬単は、同日に開催される3つのレースで馬単を的中させる馬券。

地方競馬の中でも、門別競馬場と南関東の競馬場を合わせた5会場のみの発売となっています。

トリプル馬単最大の特徴は1点10円から勝負できるという点。

運が良ければ10円を賭けて一億円以上もの高額配当を獲得できる可能性がある、ロマン溢れる券種です。

節度を持って楽しめれば手軽に勝負できる

先述しましたが、地方競馬は1年中365日開催されています。

毎日競馬で勝負できるので、競馬好きにとってはたまらないのではないでしょうか。

ただ、毎日大金を注ぎ込んでしまうと破産する可能性が高いため、自己管理能力が求められます。

ある程度の節度を持って楽しめる方であれば、手軽に勝負できるので、非常に魅力的と言えるでしょう。

地方競馬手を出すなまとめ

今回は「地方競馬に手を出すな」と言われる理由について詳しくご紹介しました。

地方競馬は中央競馬と比べると存在感が薄め。

ネガティブなイメージを抱く方も多く、手が出しにくいレースなのではないでしょうか。

もちろん、地方競馬にもマイナスな部分があるため、考えようによっては勝負しないほうが良いと思うかもしれません。

ただ、全てが悪い事ばかりではなく地方競馬なりの魅力というものが存在します。

本記事をご覧になれば、地方競馬の良い点と悪い点を把握する事ができるはず。

競馬予想の際には、ぜひ参考にしてみてください。