夏競馬は難しいからやらないほうがいい?どれほど当たらないのか実際のデータを基に徹底解説

暑い時期に開催される夏競馬。
涼しげなイメージに反して、実際の馬券は「当たらない」「難しい」「つまらない」と嘆く声が後を絶ちません。
特にネット上では、6月末から始まる夏開催に入ったとたん馬券の調子が落ちたという投稿が急増。
SNSでも「夏競馬はやめておけ」といった警鐘が頻繁に見られるようになります。
結論からいえば、夏競馬は他のシーズンと比べて当たりにくく、難易度が高いというのは事実。
開催される競馬場が地方ローカルに偏ること、主力ジョッキーの海外遠征や休養、レースの質の変化などが影響し、予想精度が一気にブレやすくなります。
本記事では、そんな「夏競馬がなぜ難しいのか」という仕組みについて徹底解説。
普段の競馬と比べたときの的中率の違いや、夏競馬に向かない人の特徴、そして「それでも夏競馬をどう活かすか?」という考え方まで掘り下げていきます。
目次
夏競馬はどれくらい難しい?普段の競馬と的中率を比較してみた

「夏競馬は難しい」
そんな感覚的な声が飛び交う中、実際は普段の競馬と比べてどれほど難易度に違いがあるのか。
まずは客観的なデータをもとに、どれほど的中率が下がるのかを見ていきましょう。
ここでは、夏競馬が開催される競馬場や重賞レースに券種別の的中率を、春や秋といった通常開催と比較していきます。
数字で見ることで、夏競馬の当たらなさがよりリアルに浮かび上がるので、ぜひ参考にしてみてください。
平均配当の比較データを知りたい方は、夏競馬が荒れる理由について解説した記事をご覧ください。
開催競馬場の比較

夏競馬では、東京・中山・阪神・京都といった主要4場ではなく、福島・函館・札幌・新潟・小倉・中京といった地方ローカル開催が中心になります。
では、これらの競馬場での的中率はどのように変化するのか。
各競馬場における的中率を比較したデータをご覧ください。
開催場 | 平均単勝的中率 | 平均3連単的中率 |
---|---|---|
東京・中山・阪神・京都(主要4場) | 約30.1% | 約0.45% |
福島・小倉・新潟・中京・函館・札幌(夏場6場) | 約26.7% | 約0.31% |
主要場と比べて、夏競馬が開催される競馬場では単勝・3連単ともに的中率が明らかに下がる傾向が見られます。
特に3連単のような多点買い券種では、出走馬の力量差が不明瞭なため、思わぬ波乱を招くケースが頻出。
函館・福島といった小回りの競馬場ではペースの読み違いも起こりやすく、実力馬が取りこぼすシーンも珍しくありません。
実力が未知数な出走馬が多い事に加えて、夏競馬が開催される競馬場の独特なコースが難しさに拍車をかけていると言えるでしょう。
重賞レースの比較

夏競馬は、G1のようなビッグレースが開催されない代わりに、G3レースが中心。
その影響で、出走馬の質・格付けも一定水準から下がる傾向にあり、人気馬の信頼性が一気に落ちます。
レース期間 | 平均1番人気の連対率 | 平均馬連的中率 |
---|---|---|
通常期重賞(3月〜5月/9月〜12月) | 約57.8% | 約21.3% |
夏期重賞(6月末〜8月末) | 約43.1% | 約16.0% |
夏の重賞は1番人気の信頼度が著しく低下しており、予想の軸そのものが不安定になることが分かります。
上位人気馬でさえ直線で沈むことが多いので、これまでのセオリーが通じにくいのが大きな特徴と言えるでしょう。
「個人の予想力」が普段の競馬と比べて問われるため、ライトな層からすると「難しい」と感じるのは必然なのではないでしょうか。
券種ごとの比較

最後に、券種別で見たときの的中率の変動を見てみましょう。
馬連やワイドは一般的に当てやすい券種と言われていますが・・・
夏競馬ではその常識も崩れつつあります。
券種 | 通常期的中率 | 夏競馬的中率 |
---|---|---|
単勝 | 約30.5% | 約27.3% |
馬連 | 約24.8% | 約20.7% |
3連単 | 約0.42% | 約0.31% |
どの券種を選んでも、夏競馬は「的中率が一段階下がる」のが現実。
これは決して気のせいではなく、競馬場・出走馬・騎手・レース構成など複合的な不確実要素が一斉に増すためと考えられます。
夏競馬は波乱の展開が多いという前情報があっても尚、これほど的中率が低いという事は「分かってても当たらない」という表現が正しいのではないでしょうか。
夏競馬はやめておけ!やらない方が良い人の3つの特徴

ここまでで「夏競馬は難しい」という実態が数字として見えてきました。
では、実際にどんなタイプの人が夏競馬と相性が悪いのか?
以下のように、特に夏競馬を「やらない方がいい」と言える代表的な3つのタイプを整理して紹介していきます。
タイプ | 特徴 | 夏競馬との相性 |
---|---|---|
① 安定型 | 回収率を地道に積み上げたい | 不向き(不確実要素が多すぎる) |
② オッズ重視型 | 妙味と期待値を軸に買いたい | 不向き(オッズの歪みが激しい) |
③ 交流型 | ビッグレースで盛り上がりたい | 不向き(注目度の低さで物足りなさ) |
それぞれ具体的にどのような点において「向いていないのか」。
さらに詳しく深堀りしていきます。
安定感をベースに収支を着実に積み上げたい人

競馬を「長期的にコツコツ利益を出す」ことを目標にしている人にとって、夏競馬はかなりのストレスになる可能性が高いです。
- 主力騎手や有力厩舎が海外遠征・休養で不在
- 条件戦(1勝・2勝クラス)が多く、力量比較が難しい
- 開催場がローカル中心でデータ蓄積が乏しい
普段は安定した材料に頼って予想を組み立てている人ほど、夏競馬は「予想の支柱」が失われやすいのが現実。
過去のデータに忠実かつ、収支を着実に伸ばしていくスタイルを好む人にとって、夏競馬は読みが外れる確率が跳ね上がります。
地に足をつけて勝ちたいなら、夏競馬はあえてスルーするのも立派な戦略と言えるでしょう。
オッズを基準に買い目を考える人

「人気と実力のギャップに妙味を見出して勝負したい」
そんな期待値を軸に予想をする人にとって、夏競馬のオッズ形成はかなり難しいと言えるでしょう。
- 地元騎手や話題馬が地元人気で過剰に売れる
- 情報の少なさから直前気配だけでオッズが乱高下
- 有力厩舎所属馬が無条件で人気化
こうした事例は、特に福島や小倉などの小回りのローカル競馬場で顕著です。
実際の力量とオッズが噛み合わないので「買い時を見誤る」リスクが跳ね上がると言えるでしょう。
オッズは競馬予想における指針となる指標。
それが信用できなくなる夏競馬は、期待値で勝負する人ほど難易度が高くなります。
自身が得意な読みが機能しないと感じるのであれば、戦略的撤退も1つの手段と言えるでしょう。
注目度の高いレースで勝負して楽しみを分かち合いたい人

SNSでの盛り上がりや、G1週の高揚感を大事にしている人にとって、夏競馬は一気に「静かで物足りない季節」になります。
- 夏場はG1がゼロ。重賞もG3中心で小粒感あり
- SNSやメディア露出も少なく、盛り上がりに欠ける
- スター騎手や有力馬が不在。話題性が弱い
夏競馬は熱狂できるビッグレースが少なく、次第に勝利の喜びを共有する機会も激減。
その結果、馬券を当ててもテンションが上がりきらず「つまらない」と感じてしまうことも多くなるでしょう。
競馬は勝つことだけでなく、共有することにも価値がある娯楽。
だからこそ、感情を分かち合えるレースが減る夏競馬は、無理して追いかける必要はないとも判断できるでしょう。
ビッグレースが再開する秋に向けて体力を温存する時期と割り切るのも良いのではないでしょうか。
夏競馬が当たらないからつまらないと考える人への3つの提言

「どうせ当たらない」「やってもつまらないだけ」
そんな風に、夏競馬へのモチベーションを失ってしまった方に伝えたいことがあります。
確かに、夏競馬には他のシーズンとは違う厄介さがあります。
でも、だからこそ「視点を変えること」で、新たなチャンスや可能性を見出せる時期でもあるのです。
ここでは、夏競馬を前向きに捉えるための3つの提言を紹介します。
当たれば普段よりも稼げると逆転の発想で考える
「夏競馬は難しい」
これはネガティブにも聞こえますが、裏を返せば「高配当が取りやすい」時期でもあります。
- 条件戦で伏兵が突っ込む→3連系で万馬券多発
- 人気馬が不安定→オッズが分散して高配当に
- 騎手や馬の力量が読みづらい→穴馬が浮上しやすい
以上のように、当たったときの破壊力が大きいのが夏競馬の特徴。
普段は1点100円ずつなど少額で勝負している方でも、この時期は思い切ってリスクとリターンを割り切ってみるのも1つの戦略と言えるでしょう。
夏競馬を「不安定だからやらない」ではなく「だからこそ一発がある」と捉えることで、競馬の楽しみ方が変わります。
的中率よりも回収率を意識する人には、むしろ夏こそ勝負かもしれません。
自分の予想方法を見直すきっかけの期間にする
夏競馬は、普段通りの予想では通用しない場面が多くあります。
だからこそ「自分の予想スタイルがどこに依存しているのか」を見直すチャンスでもあるのです。
- 馬柱だけで決めていないか
- 騎手や厩舎に依存しすぎていないか
- 人気とオッズばかり見ていないか
夏競馬の予想が普段と比べてブレるという感覚を逆に活用すれば、自分の読みの癖や外れパターンが浮き彫りになります。
秋以降の競馬に備えて「予想の再構築期間」と割り切るのも、大きなリターンを生む投資になるはず。
競馬は常に試行錯誤の連続という事を大前提とすれば、夏は「勝てない時期」ではなく「自分をリセットして伸ばす時期」として捉えることもできるでしょう。
競馬を断ち切る契機にする
意外かもしれませんが「夏だから競馬をやらない」という選択も立派な作戦。
むしろ、競馬に少し依存しがちだった人にとっては、リズムを変える絶好の機会かもしれません。
- 予想はせずレース映像だけを見て勉強
- 月単位での馬券断ちでお金と時間のリセット
- 秋競馬に向けたデータ分析期間にする
いつもとは違う時間の使い方をすることで、競馬との距離感を見直すことができます。
結果として、馬券に対する「冷静な判断力」や「無駄な情熱」が整ってくるでしょう。
夏競馬に無理についていく必要はありません。
いったん距離を置くことで、競馬の魅力を再発見できる人もたくさんいます。
心と財布のバランスを整えるなら、今がそのタイミングなのではないでしょうか。
まとめ
夏競馬は「当たらない」「つまらない」「難しい」と言われがちなシーズンです。
本記事では、その背景にある構造的な理由をデータとともに解説。
実際にどんな人が夏競馬と相性が悪いのか、そしてその悩みにどう向き合うべきかを提言という形でお伝えしてきました。
- 夏競馬は的中率が下がる傾向があり、競馬場やレースにクセがある
- 安定型・オッズ重視型・交流型の人とは特に相性が悪い
- 視点を変えれば「高配当狙い」や「予想力の棚卸し」に最適な時期にもなる
- 距離を置く勇気もまた、競馬ファンにとって大切な戦略の1つ
「夏競馬に疲れている」「全然当たらなくてつまらない」と感じているなら、その感覚を無視せず、一度立ち止まって考えてみてください。
それは外れている自分が悪いのではなく、夏競馬がそういうものだというだけかもしれません。
当てたいなら、引くことも選択肢で、楽しみたいなら、距離感を調整するのも大事。
自分なりのスタンスで競馬と向き合っていけば、秋以降、自信を持ってレースに挑めるようになるのではないでしょうか。
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