荒れる夏競馬の攻略法をご紹介!傾向から導き出したベストな買い方・特徴を解説

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6月~9月の間に開催される夏競馬。

夏競馬と言えば「荒れる」という共通認識が存在しており、実際波乱の展開が非常に多い期間となっています。

普段の競馬と比べて異質な点が多い事から、夏競馬を避けるという方も多いかもしれません。

ですが、押さえるべきポイントをしっかりと把握していれば、夏競馬でも充分に楽しむ事ができるでしょう。

そこで今回は夏競馬荒れる理由から特徴傾向から導き出した攻略法・買い方を徹底解説します。

夏競馬期間を無駄にしたくないという方は、ぜひ最後までご覧ください。

夏競馬の荒れたレースで圧倒的な結果を残す競馬のプロをご紹介

早速、夏競馬に関して詳しくご紹介!といきたいところですが…

本記事をご覧になる目的として、夏競馬で大きく稼ぎたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、まず始めに夏競馬の荒れたレースで圧倒的な結果を残す競馬のプロをご紹介したいと思います。

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夏競馬は世間的に「荒れる」と言われている

夏競馬が難しいと言われる理由は「荒れる」から

世間的に「難しい」というイメージが染み付いている夏競馬。

果たして、一体何が難しいのか。

様々な要因が考えられますが…

最大の理由は「荒れる」からと言えるでしょう。

レースが荒れる=多くの人が想定できなかった展開になるという事です。

そのため、荒れやすければ荒れやすいほど、予想が難しくなるのも必然と言えますね。

夏競馬が具体的にどれほど難しいのか知りたい方は、夏競馬の難しさをデータを用いて解説している記事をご覧ください。

夏競馬はどれくらい荒れる?通常開催時と平均配当を比較

夏競馬はどれくらい荒れる?通常開催時と平均配当を比較の導入画像

「夏競馬は荒れる」と言われても、それがどれほどの荒れ方なのか実感が湧かない人も多いはず。

ここでは、夏競馬とそれ以外の通常開催とを比較し、どのくらい配当が跳ねやすいのかを「競馬場」「重賞レース」「券種」の3つの軸で具体的に見ていきます。

感覚論ではなく、実際の数字から荒れ具合を掴むことで、夏競馬の正体が見えてくるので、ぜひ参考にしてください。

競馬場における平均配当の比較

まずは各競馬場ごとの平均配当を見てみましょう。

以下は2020年〜2024年のJRA公式データをベースに、主要4場と夏競馬場それぞれの券種ごとの平均配当を整理したものです。

※夏競馬開催競馬場は赤字

競馬場 単勝 馬連 3連単
東京 670円 2,240円 60,200円
中山 680円 2,270円 63,400円
阪神 695円 2,310円 58,700円
京都 715円 2,290円 61,300円
福島 810円 2,950円 79,600円
新潟 850円 3,020円 81,200円
小倉 870円 3,180円 86,400円
中京 790円 2,960円 77,900円
函館 910円 3,340円 89,800円
札幌 880円 3,210円 85,100円

明らかに、夏競馬の開催場では配当が跳ねやすい傾向が出ています。

特に3連単の平均は、東京や中山と比べて約2〜3万円も高く、波乱度が段違い。

なぜここまで荒れやすいのか理由は以下の通りです。

競馬場かる見る荒れやすい理由
  • ローカル開催特有の小回りコース → 内枠先行馬が粘り込みやすく、展開が読みづらい
  • 洋芝開催(函館・札幌) → 馬場適性に癖があり、実力通りに決まらない
  • 夏バテ・馬の調整難 → 能力を出し切れず人気馬が凡走するケースが増加

このような条件が重なることで、夏競馬は「実力馬が勝ち切れない=人気馬が飛ぶ=高配当」になりやすいのです。

だからこそ夏競馬では、「堅く決まる」ことを前提にした馬券は通用しません。

人気薄の台頭や展開の読み違いも織り込んだ、荒れる前提の戦術を採ることがスタートラインになります。

重賞レースにおける平均配当の比較

次は、夏期(6〜8月)と通常期(春秋冬)の重賞における平均配当を比較してみましょう。

レース期 馬連平均配当 3連単平均配当
通常期(例:金鯱賞、マイルCS、天皇賞春) 約2,130円 約61,400円
夏期(例:小倉記念、アイビスSD、札幌記念) 約3,580円 約88,200円

夏の重賞は、主力馬の休養期間と被ることが多く、出走馬の実力差が読みにくいという特徴があります。

さらに、ハンデ戦が多く設定されているため、レース全体がイレギュラーな展開になりやすいのもポイント。

結果的に、以下のような事態が頻発します。

夏競馬の重賞で起こりがちな事例
  • 実績馬がトップハンデを背負い凡走
  • 格下馬が軽斤量+展開利で台頭
  • 能力比較が難しく、人気薄が突っ込んで高配当

つまり「荒れる条件がセットで揃っている」のが夏の重賞なのです。

夏の重賞は「G3だから簡単」ではなく「G3だから読めない」と考えるのが正解。

実力よりも展開・斤量・馬場の偶発性が支配するため、基本スタンスは「様子見から穴狙いへの切り替え」が最も合理的と言えるでしょう。

券種における平均配当の比較

最後に、すべての主要券種における配当を通常期と夏競馬で比較してみましょう。

券種 通常期平均 夏競馬平均 差分(夏競馬基準)
単勝 690円 810円 +120円
複勝 240円 280円 +40円
枠連 1,890円 2,520円 +630円
馬連 2,200円 3,180円 +980円
ワイド 780円 1,060円 +280円
馬単 3,840円 5,120円 +1,280円
三連複 10,200円 15,800円 +5,600円
三連単 62,000円 86,500円 +24,500円

どの券種も配当が軒並み上昇しており、特に3連系では夏競馬の荒れ具合が顕著に反映されています。

注目すべきは、単勝・複勝といった堅めの券種ですら夏競馬では配当が高くなるという点。

これは「人気が信用できない=下位人気でも勝ち負けになる」証拠であり、オッズと実力の乖離が大きくなる季節であることを物語っています。

夏競馬では「人気=信頼」ではなく、「人気=不安材料」として捉える必要があるでしょう。

以上のデータから、馬券の種類そのものも夏競馬用の選び方が必要です。

少ない点数で高配当が狙えるワイドや、ボックス・フォーメーションを活用した多頭数戦略に切り替えることで「荒れる夏」にこそチャンスを見出すことができます。

夏競馬はなぜ荒れる?具体的な6つの理由をご紹介

夏競馬は、他の期間に開催されるレースよりも荒れる事が多いと言われています。

そもそも何故、夏競馬は荒れるのか。

考えられる理由は以下の6つです。

  • 長距離移動によるストレスが大きい
  • 開催競馬場の直線距離が短い
  • 雨の影響で馬場が荒れている
  • 気温上昇により夏バテしやすい
  • ハンデ戦の重賞が多い
  • オッズの変動が激しい

それぞれ詳しく解説していきます。

長距離移動によるストレスが大きい

夏競馬は、以下6つの競馬場で開催されます。

  • 札幌競馬場
  • 函館競馬場
  • 福島競馬場
  • 新潟競馬場
  • 中京競馬場
  • 小倉競馬場
夏競馬が荒れる理由1

それぞれの位置関係を見ると、北は札幌で南は小倉と地方での開催となっています。

この中で最も離れているのは、小倉競馬場から札幌競馬場の区間。

競走馬はこの区間は馬運車という輸送者に乗って移動します。

距離は1,926km、所要時間は28時間かかるので、輸送される競争馬にとって相当なストレスとなる事でしょう。

長距離移動による影響の具体例
  • 馬体減(輸送で10kg以上減るケースも)
  • 環境変化による食欲不振・精神不安定
  • 輸送疲れでレース本番に力を出せない

実際、競走馬には輸送によるストレスを感じやすい「輸送に弱い馬」がいます。

そのため、実力があってもストレスが原因で本来の力が発揮できないなんて事もしばしば。

長距離輸送による影響を受けた人気馬が凡走して、荒れるといったケースが多くなっています。

開催競馬場の直線距離が短い

夏競馬が荒れる要因の1つとして、開催競馬場の直線距離が短いという事が挙げられるでしょう。

以下の表は、夏競馬が開催される競馬場と主要競馬場の直線距離と高低差を表しています。

競馬場(※は夏競馬開催競馬場) 直線距離 高低差
※札幌競馬場 266.1m 平坦
※函館競馬場 262.0m 平坦
※福島競馬場 292.0m 平坦
※新潟競馬場 359.0m 平坦
※小倉競馬場 293.0m 平坦
※中京競馬場  412.5m 2.0m
東京競馬場 525.9m 2.0m
中山競馬場 310.0m 2.3m
阪神競馬場 356.5m 1.8m

夏競馬が開催される競馬場は、新潟競馬場と中京競馬場を除いて全て直線距離が300m以下です。

直線距離が短ければ短いほど「逃げ」や「先行」の馬が、後続に抜かれるといった事が少なくなります。

そのため人気馬が差しきれないケースが多くなり結果的に荒れやすくなるのです。

また、夏競馬が開催される競馬場は直線の高低差が平坦という共通点があります。

直線が平坦であれば、最後まで失速する事なく駆け抜けやすいです。

なので実力がない馬でもスピードに乗る事ができ、馬券に絡んでくる確率が高くなります。

そうなれば、どのレースでも荒れる結果になってもおかしくないでしょう。

雨の影響で馬場が荒れている

馬場状態が悪い

夏競馬の開催期間である6月~7月は梅雨の時期でもあります。

レース開催日もしくは前日に雨が降れば、その雨量によって馬場状態は最悪と言えるでしょう。

馬場が荒れると実力馬でも本来の力を発揮しにくくなります。

そのため、人気馬が凡走して人気のない馬が馬券に絡んでくるといった可能性も十分にあり得るのです。

重馬場によるレースへの影響
  • 急な降雨で内伸び→外差しに一変
  • 前日の雨が残り、踏み荒らされたインを避ける展開
  • 芝の重さ・クッション値が普段と全然違う

夏競馬が開催される競馬場の中で、最も梅雨の降水量が多い地域に点在しているのは新潟競馬場。

特に7月中旬がピークとなるので、この時期に新潟競馬場で開催されるレースは荒れる可能性が高いという事を念頭に置いておきましょう。

気温上昇により夏バテしやすい

気温上昇により夏バテしやすい

最近の夏といえば、毎年のように過去最高気温を更新するなど、猛暑日が多くなっています。

そこで懸念されるのが、気温上昇による夏バテや熱中症。

それは人間のみならず馬にとっても脅威となります。

夏バテによる馬への影響
  • 汗が大量に出て馬体重が減る
  • 呼吸が乱れやすく、追っても伸びない
  • 気性が乱れ、レースに集中できない

競走馬のほとんどは、日本でも比較的涼しい地域である北海道出身です。

そのため、暑さに慣れていない馬も多く、出走前の時点で夏バテをしてしまうといったケースがあります。

人気馬が夏バテをする可能性も十分にあり得るので涼しい時期と比べると夏競馬は荒れると言われているのです。

ハンデ戦の重賞が多い

夏競馬が荒れる大きな要因の1つとしてハンデ戦の重賞が多いという点が挙げられます。

2023年の夏競馬で開催される重賞は全部で22レース。

そのうち、約1/3のレースがハンデ戦となっています。

ハンデ戦の傾向
  • 格上馬が58kgを背負い失速
  • 格下馬が52〜53kgで展開利を活かして粘る
  • 前走成績よりハンデの重さが結果に直結
ハンデ戦とは競馬において出走する競走馬にできるだけ均等に勝利できる機会を提供する目的で行われる競争のことをいう。(引用元:Wikipedia)

そのため、実力馬が出走したとしても斤量の差がないレースよりも荒れる可能性が高くなるのです。

オッズの変動が激しい

夏競馬では「実力」と「オッズ」が一致しないケースが目立ちます。

その最大の理由は、ローカル開催によってオッズを形成するファン層の質が変わることです。

夏場のローカル競馬場では、地元ファンの比率が高まり特定の騎手や厩舎、馬主に対する応援票が多く入ります。

小倉競馬を例にしたオッズ変動の実例
  • 幸英明騎手や松山弘平騎手といった地元出身ジョッキーが過剰に売れる
  • 実力が釣り合っていない中堅クラスでも「顔パス人気」で1~3番人気になる
  • 結果的に凡走しても、翌週にはまた売れる→オッズ形成の歪みが固定化

例えば、小倉なら松山騎手、札幌なら丹内騎手といった地元の顔が過剰に売れ、実際の成績や調子を無視して1〜3番人気になるような現象が平然と起こります。

さらに、SNSやYouTubeなどで発信された直前情報が一気にオッズに反映されるのも夏競馬の特徴。

前日までは5〜6番人気だった馬が、レース直前には単勝2倍台にまで急騰する

そんなオッズの乱高下は、もはや日常茶飯事。

結果として、人気馬に根拠なき期待が集中する一方で、地味だが堅実なタイプの馬が埋もれやすくなる現象が波乱の一因となり、予想精度にも影響を及ぼします。

夏競馬の傾向から読み取る6つの特徴

夏競馬は普段の競馬と比べ荒れる事が多く、いつも通りの考えでは通用しないでしょう。

なので、攻略するためには、夏競馬の特徴や傾向をしっかりと把握しておくことが重要です。

という事で、ここからは夏競馬を攻略するために把握しておきたい以下5つの特徴と傾向をご紹介します。

  • 素人の関心が低い
  • 休養する有力馬が多い
  • 牡馬の調子が上がりやすい
  • 関西馬の勝率が高い
  • ステイゴールド産駒が活躍しやすい
  • 開催競馬場が地方に限定される

それぞれ詳しく解説していきます。

素人の関心が低い

素人の関心が低い

競馬におけるG1レースは競馬ファンのみならず、あまり知識のないライトな層からも注目されています。

ただ、それがG3になるとどうでしょう。

夏競馬の重賞はほとんどG3なので、競馬の知識が浅い方からの関心がかなり低いです。

加えて、海水浴やBBQといった娯楽が多いシーズンでもあるので、競馬好きの方ですら馬券を購入しないなんて事もあります。

なので、夏競馬で馬券を購入する人たちは必然的に、競馬歴の長い玄人が多い状況となるでしょう。

そうなると、普段の競馬と比べて大きく変化するのがオッズです。

素人の方はそこまでオッズに注視していませんが、玄人の方はレース直前までオッズを気にしています。

そのため、予想の締切直前にオッズが変動するケースが多く、当初想定していたよりも配当が少ないといった事もあるのです。

よって、夏競馬では締切直前までオッズに注視することが重要と言えるでしょう。

休養する有力馬が多い

休養する有力馬が多い

夏競馬の大きな特徴として休養する有力馬が多いという点が挙げられます。

そもそも夏競馬では、G1レースが開催されません。

なので、秋のビッグレースに向けてG1クラスの馬は休養期間に入ります。

その結果、夏競馬に出走する馬の実力が拮抗し混戦模様となるのです。

稀に、札幌や函館といった北海道の競馬場でのレースに出走する馬がいますが、そのほとんどが出走手当目的。

最初から勝つつもりで出走していないので名前だけを見て判断するのは危険と言えるでしょう。

牝馬の調子が上がりやすい

「夏は牝馬だ」という格言があるように、夏競馬は牝馬が強いというイメージが定着していると言えるでしょう。

実際、牝馬が夏に強いという事を裏付けるデータがあります。

  夏競馬 冬競馬
勝率 6.9% 5.5%
連対率 22.5% 11.2%
複勝率 21.5% 17.1%

上記の表は、牝馬の夏競馬と冬競馬それぞれにおける、勝率・連対率・複勝率を比較したもの。

見て分かる通り、夏競馬の方が牝馬の勝率は高いです。

その理由というものはあまり明確になっていませんが、生物学的な視点から以下の見解がなされています。

「タマだよ」。えっ?えーっ!タマって、あのタマのことでしょうか?そうなのだ。通常、馬のタマタマは握り拳大。ところが夏負けすると、子供用のボウリング球ほど腫れあがることもあるそう。腫れる理由は、種の保存らしい。つまり空気に触れる面積を広げることで、タマタマの温度を下げようとしているのだ。

(引用元:中日スポーツ)

言い回しから下ネタのように見えてしまいますが…

牡馬の睾丸は夏場になると、種の保存という目的で暑さを緩和するため、空気に触れる面を少しでも増やそうと腫れ上がるそうです。

睾丸が大きくなればなるほど、牝馬の体重にも影響してきます。

そのため、睾丸がない牡馬は牝馬よりも体重が軽くなり、より軽快な動きをしやすくなると言えるでしょう。

夏競馬で勝負する際は、パドックの時点で牝馬の睾丸に注目しておくのも良いかもしれません。

関西馬の勝率が高い

関西馬の勝率が高い

競馬界では昔から「西高東低」が指摘されてきました。

それは夏競馬も同様で、毎年のように関西馬が関東馬に大きく勝ち越しています。

夏競馬の開催場所を見ると、東日本が多いので関東馬が有利に思えるでしょう。

ですが、関西馬のトレセンがある栗東は、IC付近に立地しているため交通アクセスがとても良いです。

一方、関東馬のトレセンがある美浦は交通の便が非常に悪い事で知られています。

例えば、関東からのアクセスが良い新潟競馬場への所要時間は、どちらも6時間半とほとんど変わりません。

そのため、関西馬にとって競馬場への輸送距離はそこまで大きなハンデとなっていないのです。

元々の実力は関西馬の方があるので、それを踏まえると夏競馬の勝率が高いというのも納得できるでしょう。

ステイゴールド産駒が活躍しやすい

夏競馬ではステイゴールド産駒が活躍する傾向があります。

ステイゴールド産駒が活躍しやすい

ステイゴールドはとても気性が荒く、種牡馬になってからも牧場で暴れ出すなど、勢いのある馬として有名です。

その血統を受け継いだ馬たちは、激しい気性ゆえに好不調の波が大きいですが、夏競馬ではそれがプラスに働きます。

人間同様、競走馬も暑い条件下ではバテてしまう事が多いです。

ですが、ステイゴールド産駒は厳しい条件に屈しないタフさを持ち合わせています。

実際に、夏競馬でのステイゴールド産駒の成績は優秀で…

単勝回収率 102%
複勝回収率 89%

2,000頭以上が出走して単勝回収率102%、複勝回収率89%という素晴らしい数値を残しています。

ただ、年々ステイゴールド産駒は少なくなってきているので、今後はそれに代わる気性の荒い産駒に注目するのが良いでしょう。

開催競馬場が地方に限定される

夏は腫瘍の4競馬場がすべて休止。

開催はローカル競馬場(札幌・函館・福島・小倉・新潟・中京)に限定され、コース構造や傾向が特殊な場に集中します。

夏競馬における代表的なコースの傾向は以下の通り。

競馬場 芝直線距離 傾向
福島 292m 先行+内枠有利
小倉 293m スピード決着+逃げ有利
札幌 269m コース取り+機動力勝負

小回りで先行有利、直線が短く差し届かない、内枠が有利などなど・・・

各競馬場に特徴が色濃く出やすく、コースごとの傾向把握が不可欠になります。

「ローカルだから」と油断するのはNG。

むしろローカルのほうが傾向がハッキリしているため、競馬場別の買い方が最も効く時期でもあります。

夏競馬の攻略法6選!傾向から導き出したベストな買い方をご紹介

夏競馬が荒れる理由や特徴・傾向についてご紹介してきました。

ただ、これらを押さえていたとしても、夏競馬を予想を当てるのは難しいです。

つまりは、分かっていても当てる事ができないということ。

ですが、これまでに様々なレースを検証してきたうまネタが編み出した、夏競馬を攻略するうえで実戦的かつ再現性のある買い方というものが存在しています。

それは以下の6つ。

  • リーディング候補の騎手をチェックする
  • 難易度の高いレースは避ける
  • 2歳馬を狙いに行く
  • 怪しい人気馬は切り捨てる
  • 小回りが利く馬を選ぶ
  • ワイドボックスをメインで勝負する

それぞれをしっかりと把握して、夏競馬を楽しみましょう。

リーディング候補の騎手をチェックする

例年夏競馬で活躍した騎手がその年のリーディングになる事が多いです。

例えば、2020年に新潟競馬場のリーディングに輝いた岩田望来騎手。

リーディング候補の騎手をチェックする

年間76勝のうち、約1/3にあたる20勝を夏競馬の期間だけで挙げています。

さらに凄いのは、前年2019年の新潟競馬場のリーディングに輝いた藤田菜七子騎手。

藤田菜七子騎手

年間勝利数は43勝にとどまったものの、そのうちの4割にあたる18勝を夏競馬の期間にもぎ取りました。

このように、夏競馬を制するものはリーディングを制すると言っても過言ではないほど、この期間の調子は成績に大きく影響します。

もしも、将来を嘱望されている騎手が頭角を表してきたのであれば狙い目です。

リーディング候補の騎手は、上位騎手と比べると人気が集まりにくいので配当面でも大きな期待ができるでしょう。

難易度の高いレースは避ける

難易度の高いレースは避ける

夏競馬の期間は人気馬が休養に入るため、春や秋と比べると出走する馬のレベルが低いです。

そのため、実力が拮抗して予想が難しいレースが増えます。

夏競馬における高難易度レース
  • ハンデ戦
  • フルゲート18頭立て
  • 馬場が急変した芝レース

もちろん難しいレースを当てれば、その分の払い戻しは大きくなるので「稼ぐ」という点においては勝負するのも良いでしょう。

ですが、高額配当を獲得できる可能性よりも馬券自体が当たる確率の方が低いので、トータルの収支で考えるとマイナスとなる可能性が高くなります。

夏競馬は難易度の高いレースが続くので、収支がマイナスにならないためにもレースの見極めを徹底しましょう。

2歳馬を狙いに行く

夏競馬は2歳馬を積極的に狙いに行くと良いでしょう。

2歳馬は、出走歴が浅いためデータが少なく予想が難しいと感じる方も多いはずです。

ですが、それを逆手に取る方法があります。

それはパドックに注目するという事です。

パドックとは、レースに出走する馬が、装鞍所からここに入り、この中をスタッフにひかれて周回する場所で、下見所ともいう。馬の状態を観察できる。(引用元:JRA公式HP)
2歳馬を狙いに行く

2歳馬は精神面が発達していないため、パドックの周回中に落ち着きがなかったり、うつむいてのんびりと歩いたりと態度に現れやすくなります。

そのため、パドックに注目していれば、レースに向けたやる気があるかないかを判断しやすくなるのです。

明らかにやる気がなかったり集中力を欠いている馬は凡走する可能性が高くなります。

多くの人は2歳馬で勝負するのを避けがちなので、敢えて狙いに行く事で大きな配当を手にする事ができるでしょう。

怪しい人気馬は切り捨てる

怪しい人気馬は切り捨てる

夏競馬で勝負する際は怪しい人気馬を切り捨てるのがおすすめです。

怪しい人気馬の具体例
  • ハンデ重すぎる条件馬
  • 小柄で輸送減りが目立つ牝馬
  • ローカル適性ゼロの差し馬

これを聞くと「さすがにリスクがあるのでは」と不安になるかもしれません。

ですが、競馬において年間を通して馬券を買う人の95%はマイナス収支となっている事実をご存知でしょうか。

つまり、多くの人が実践している方法で勝負すれば負けるということ。

特に損するリスクを恐れ、人気馬しか買わなければ大きなリターンを狙う事ができません。

少額からでも良いので、人気馬ばかりではなく穴馬も予想に含んでみてください。

小回りが利く馬を選ぶ

夏競馬が開催される競馬場は、全国的にも直線距離が短くなっています。

そのため、最終直線で勝負する馬よりも、コーナーで加速する「小回りが利く」タイプの馬が有利と言えるでしょう。

小回りが得意かどうか判断するには、その馬の3Fのタイムに注目してみてください。

夏競馬は小回りが上手い馬を狙う

直線距離が短い競馬場では、3Fのタイムが35秒台の馬が3着以内に入りやすいとされています。

そのため、夏競馬で予想する際は馬柱を確認して小回りが得意な馬を優先的に選択するとよいでしょう。

ワイドボックスをメインで勝負する

夏競馬は、とにかく荒れる。

そのため、ガチガチの馬連や単勝にこだわるよりも、中穴以上の組み合わせを柔軟に拾える券種が求められます。

中でも、最も相性が良いのが「ワイドボックス」です。

ワイドは「選んだ3頭のうち2頭が3着以内に来れば的中」というシンプルかつ柔軟な券種。

しかも人気馬を外して中穴同士で組めば、1,000円〜3,000円台の好配当が現実的に狙えるのが魅力です。

おすすめの買い方としては・・・

  • 5〜10番人気の中穴馬3頭をボックスで組む
  • 人気馬が飛ぶ前提で「荒れ待ち戦術」を採る
  • 展開・馬場・血統で夏に走りそうな馬を拾う

この戦法の強みは、的中率・回収率・メンタル安定のバランスが良いこと。

単勝や3連系のような大振り一発狙いに比べて、夏競馬のような読みづらい状況でも着実に結果を残しやすいのです。

「当たらない」とされている夏競馬において、ワイドボックスは最適解。

普段の競馬では保険的な立ち位置として扱われていますが、夏競馬ではメインの戦術として取り入れるのが良いでしょう。

2025年夏競馬の注目レースと具体的な攻略法3選

ここからは、今年の夏競馬の中でも特に注目度・波乱度・攻略しがいのある重賞レースにフォーカス。

2025年の開催スケジュールを踏まえ、以下の3レースを選出したうえで、それぞれの傾向と攻略法を具体的に解説していきます。

小倉記念

小倉記念の画像
  • 開催日:2025年8月10日(小倉・芝2000m)
  • 特徴:夏競馬屈指の“ハンデ+小回り+フルゲート”レース

小倉記念は、夏競馬の代名詞ともいえる荒れる重賞。

コース形状は小回りかつ直線が短く、さらにハンデ戦であることから「展開と位置取り」がすべてを左右します。

過去10年で10万馬券以上が3回も出ており、人気薄の激走率が非常に高いレースです。

攻略ポイント
  • 先行脚質 × 内枠のハンデ軽量馬
  • 開催最終週で馬場の内が荒れているなら差し狙いもあり
  • 小倉実績 or 滞在調整の馬を重視

小倉記念はとにかく騎手の腕と枠順・展開読みがモノを言う一戦。

脚質的には先行~中団から立ち回れるタイプが有利であるが、馬場が内荒れから外伸び傾向になると差し馬も突っ込んでくる事もあります。

つまり、年によって攻略ポイントがガラッと変わる厄介なレースなのです。

ここで注目したいのが「滞在競馬+軽ハンデ+ローカル実績」のセット。

中でも「松山騎手×軽量馬×地元小倉」のようなコンビは、夏場に過剰人気にならず激走するパターンが多いのが特徴です。

札幌記念

札幌記念の画像
  • 開催日:2025年8月18日(札幌・芝2000m)
  • 特徴:実績馬の復帰戦 or 夏の上がり馬が激突する異質なG2

札幌記念は夏競馬で唯一のG2戦。

秋の天皇賞や海外遠征を目指す実力馬が始動戦として出てくる一方で、夏場に実績を積んだ上がり馬が挑戦してくる構図になります。

ここ数年は1番人気の信頼度が非常に低く、2024年も13番人気が3着に入るなど波乱含み。

舞台は洋芝、時計もかかるので、スピードタイプよりも持続力型+パワー型の適性馬が有利です。

攻略ポイント
  • 洋芝実績のある馬 or ステゴ系の血統馬
  • ローテが王道路線でなく、夏場を使われてきた馬
  • 調教で好気配の馬(仕上がり度)を重視

舞台が「洋芝2000m」なので、持久力のある馬が格上馬に対抗できる珍しい条件。

血統的にはステイゴールド・ハーツクライ系の活躍率が高く、芝の適性を血統で読むと精度が上がります。

荒れる年は大波乱、堅い年も実力通りではないのが札幌記念。

普段のG2に対する信用は夏には通じないと認識した上で、馬の名前よりレースに向けた準備と背景を見ることで馬券精度がグッと上がります。

新潟記念

新潟記念の画像
  • 開催日:2025年9月1日(新潟・芝2000m)
  • 特徴:新潟の直線長いコースで、差し一気も多発する名物ハンデ戦

新潟記念は夏競馬のラストを飾る差し天国のG3。

直線が長く、脚さえ溜められればどこからでも突っ込めるというコースの性質が罠になりやすいという特徴があります。

なぜなら、直線が長すぎるがゆえに差し切れない馬も多く「末脚の質」と「位置取りの巧さ」が明暗を分けるからです。

攻略ポイント
  • 末脚のある差し馬 × 外枠
  • 新潟外回り実績 or 長くいい脚を使えるタイプ
  • 展開を読み切って馬券構成を柔軟に

「外からの追い上げ」が決まるレースだけに、馬の脚質と位置取りを読み切ることが最大の焦点。

脚質・枠順・騎手の3点セットがハマれば、人気薄の一撃も狙えるレースです。

加えて、夏場を休まず使ってきた夏の充実馬は侮れません。

特に、ハンデ戦らしく斤量軽めで流れに乗れる馬を狙えば、高配当のヒモを拾える可能性が高まると言えるでしょう

まとめ

今回ご紹介した内容をしっかりと押さえておけば、夏競馬をより楽しむ事ができるはずです。

とは言え、競馬自体が公営ギャンブルの中で最も予想を当てるのが難しい競技と言われています。

なので、競馬で当たる確率を少しでも上げるには、多くの情報を収集しなければならなく、かなりの手間がかかるでしょう。

そのような時は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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