競走馬は引退後どうなる？殺処分になるケースや復帰した事例などご紹介！

競馬の主役とも言える競走馬。

幼少期からレースで勝つことを目的に育てられています。

そんな競走馬たちは、100年以上の歴史を持つ競馬で様々なレースを展開し、多くの競馬ファンを魅了してきました。

あなたにも印象に残っているレースがいくつかあると思います。

では、競走馬は現役生活を終えたあとはどうなってしまうのでしょうか。

今回は競走馬の引退後がどうなるのかをご紹介！

いくつかのパターンに分けて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください！

競走馬は引退後どうなる？5つのケースをご紹介！

競走馬の現役生活は平均して3〜5年と言われています。

この短い期間を過ぎれば、ほとんどの競走馬たちは引退してしまうのです。

そんな競走馬は引退後どうなってしまうのか。

以下の5つのケースに分類されます。

• 殺処分される
• 乗用馬になる
• 復帰する
• 牧場で余生を過ごす
• 種牡馬

それぞれ詳しく解説しているので、ご覧ください！

殺処分される

実は、引退した競走馬の約8割は殺処分されています。

その数は年間7千頭と競馬業界でも大きな問題となっているのです。

飼育費用がかかってしまうのが大きな理由ではありますが、なんとも心が痛くなる話ですよね。

殺処分後は、馬肉として飲食業界に貢献。

悲惨な状況ではありますが、これが競馬界の悲しい現実です。

乗用馬になる

競走馬のセカンドキャリアとして有名なのが、乗用馬です。

一見、競馬経験のある馬ならできそうな仕事に見えますが、実際は全く違います。

競走馬に求められるのは勝つことですが、乗用馬に求められるのは安全に乗せること。

勝手に走り出したりせず、物音に動じることなく、安心安全に騎乗できることが重要になってきます。

そのため、乗用馬になる馬はほんのわずか。

学習能力が高い馬といえど、全ての馬ができる仕事ではないことが分かりますね。

復帰する

競馬は競走馬の激しい競争が見どころの公営競技。

競走馬の消耗はかなり激しいです。

その結果、病気や怪我で引退してしまう競走馬もしばしば。

このような理由で引退した競走馬は、基本的に殺処分されてしまいます。

しかし、中にはこの病気や怪我を克服して復帰する馬もいるのです！

代表的な例で言えば奇跡の名馬として知られる「トウカイテイオー」。

無敗で二冠達成と順調でしたが、その後に3度の骨折を経験。

誰もが復帰は無理だと思いましたが、不屈の精神で怪我を乗り越えました。

その後、大阪杯やジャパンカップ、有馬記念で記録的勝利をあげて完全復活。

このドラマチックとも言える復活劇で大きく注目されました。

記憶に残ってる方も多いのではないでしょうか。

他にも怪我を克服し復帰した馬はいますが、ここまでの劇的な復活を遂げた競走馬をいないと言えるでしょう。

牧場で余生を過ごす

競走馬として責務を全うした馬たちが余生を穏やかに過ごせるようにと、引き取る牧場が増えています。

馬にストレスを感じさせないよう最新の注意を払い、逆に不安を取り除いてあげれるような環境整備を取り組んでいるようです。

そんな牧場は、平日の午後と日曜日はパドックを開放しているので足を運べば馬たちと交流を深めることができ、敷地内の乗馬も可能。

現役時代に応援していた競走馬と会える機会があるのは嬉しいですよね。

気になる方は、この機会にあなたが贔屓にしていた競走馬がどの牧場で引き取られたかを確認してみてください。

種牡馬になる

種牡馬現役引退後、実績のある馬はその優秀な血統を継承するべく、種牡馬として第二の馬生を過ごします。

種牡馬になれる確率は、全体で約5％。

優秀な実績を残した競走馬が手厚く優遇されているのかが分かります。

ただ、全く競争成績が伴わかった馬が大成することも。

ブラッドスポーツと言われている競馬で、このような下剋上があるのも競馬の醍醐味の一つですね。

競走馬の余生を支援したい方必見！支援方法をご紹介！

現役を引退した競走馬の大半が殺処分という悲惨な状況が続いている競馬業界。

これを脱却するべく、現在では引退馬の余生を応援する活動が行われています。

その支援活動の第一線で活躍しているのが認定NPO法人引退馬協会です。

この協会の支援内容は4つ。

• 寄付をする
• 会員になる
• グッズを買う
• ボランティアに参加する

引退馬を支援したいという方は、ぜひ最後までご覧ください！

寄付をする

寄付金で引退馬を支援するというもの。

集まった寄付金を活用することで一頭でも多くの馬を引き取り、安心して生活できるようにサポートする活動を行っています。

寄付金の活用方法は大きく分けて、引退馬の餌代や治療費、環境整備などです。

募金方法は、振込やクレジットカードでの支払い、収納会社での払込になります。

会員になる

 

認定NPO法人引退馬協会は会員を募集中。

会員には、無料から有料会員と4つのプラン内容が取り揃えられています。

プラン内容によって、特典や配偶の差はありますが・・・

無料の賛同会員でも、法人主催のボランティアやイベントに参加することができます。

現地に赴けば、引退馬に会うことができ、触れ合うなど交流も深めることも可能です。

会員の申し込み方法はオンラインとなっているので、少しでも興味のある方はこの機会にチェックしてみましょう！

グッズを買う

認定NPO法人引退馬協会は、引退馬の写真展などの物販コーナーを展開。

フォスターホースをモチーフにしたオリジナルグッズが、通信販売（インターネットショップ）で購入できます。

トートバッグやポーチ、クリアファイルなど素敵なグッズが勢揃い。

グッズ売上の収益は全て引退馬支援活動に活用しています。

グッズを購入して支援活動にも繋がるので気になる方は引退馬協会オリジナルグッズ一覧をご確認ください！

ボランティアに参加する

日本各地で引退馬の支援について大きな動きが始まっています。

引退馬協会でも多くの方に協力してもらいながらボランティア活動を実施。

「寄付だけでなく活動にももっと参加したい」

「寄付は難しいけれど別の形で活動を手伝いたい」

こんな思いがある方には、もってこいの支援活動となっています。

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活動内容としては、大きく分けて4つ。

イベント運営補助や事務作業サポート、イベント開催レポーター、カメラマンとなります。

その他の業務もあるため、気になる方はこの機会に確認してみましょう！

競走馬の引退に関するQ&A

ここまでは、引退馬の余生を支援する活動についてご紹介してきました。

そもそも競馬経験者の方でも、競馬の引退について十分に把握していない方が一定数います。

そこで、競走馬の引退についてネット上で特に検索されている質問を一気にご紹介！

回答も掲載しているので、最後までご覧ください！

まとめ

今回は、競走馬の引退後についてご紹介しました。

まとめると以下の通りになります。

• 引退した競走馬の約8割は殺処分されている
• 怪我から復帰して活躍した競走馬もいる
• 引退馬の余生を支援しているのが認定NPO法人引退馬協会
• 競走馬の平均寿命は25~30年
• 競走馬は5歳前後で現役生活を終える

約8割が殺処分と悲惨な状況になっている引退馬事情。

そんな状況を打破するべく立ち上げられたのが認定NPO法人引退馬協会です。

現在も多くの会員が入会し、イベントやボランティア活動に励んでいます。

馬が好き、競馬に思い入れがあるという方はこの機会に入会してみましょう。

競馬を盛り上げてきた競走馬たちの余生がより良いものになることを心から願います。

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