競馬は複勝が一番！複勝の概要からオッズの見方やカードの書き方まで解説します

競馬の券種は全部で「単勝・複勝・応援馬券・枠連・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単・WIN5」の10種類。

それぞれ特徴が異なるため、競馬で勝負する際は目的に合わせて券種を選ぶ必要があります。

そうなると各券種の特徴についてしっかりと把握する必要があるでしょう。

という事で今回は、競馬の券種の1つである複勝について徹底解説します。

概要から複勝率との違い、オッズの見方からマークシートの書き方までご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

競馬の複勝とは

競馬における複勝とは選んだ馬が3着以内となれば的中という券種。

正式名称は「複勝式勝馬投票法」です。

3連単や馬単のように着順通り当てる必要がなく、1着を予想する単勝より的中の組み合わせが複数あるので比較的当てやすい券種として認知されています。

これ以外にも複勝には様々な特徴があるので、さらに深掘りしていきましょう。

4頭以下のレースでは発売されない

競馬における複勝は出走する馬の頭数によって的中条件が異なります。

的中条件の詳細は以下の通り。

頭数	的中条件
8頭立て以上	3着以内で的中
5~7頭立て	2着以内で的中
4頭立て以下	発売されない

基本的に競馬におけるほとんどのレースが8頭立て以上のため、複勝は選んだ馬が3着以内に入れば的中と紹介される事が多いです。

ただ厳密に言うと、5~7頭立ての時は2着以内で的中。

4頭立て以下の時は販売されません。

これらの条件を認識しているかいないかで予想方法も変わってくるはずなので、しっかりと把握しておきましょう。

的中確率は約16％

競馬では券種によって的中確率に大きな差があります。

各券種ごとの的中確率は以下の通り。

券種	的中率
複勝	約16.6％
単勝	約5.5％
ワイド	約1.96％
馬連	約0.65％
枠連	約0.65％
馬単	約0.32％
3連複	約0.122％
3連単	約0.02％
WIN5	約0.00005％

※18頭立ての場合

全券種の中で最も的中確率が高いのは複勝。

約16.6％と、2番目に高い単勝の倍以上の数値を記録しています。

つまり、複勝は競馬において最も当てやすい券種ということ。

当たるという事の楽しさを味わいやすいので、競馬の知識がない初心者の方は、まずは複勝で勝負するのがおすすめです。

平均配当は約300円

競馬には、配当が高い券種と低い券種があります。

各券種ごとの平均配当は以下の通り。

券種	平均配当
WIN5	約21,342,840円
3連単	約150,000円
3連複	約24,000円
馬単	約12,000円
馬連	約6,000円
枠連	約2,100円
ワイド	約2,000円
単勝	約1,000円
複勝	約350円

複勝は全券種の中で最も平均配当が低いです。

2番目に低い単勝単勝は約1,000円なので、3分の1ほどに落ち込みます。

これはあくまでも平均の数字。

もし人気馬で決着した場合はさらに配当が低くなります。

よって、複勝は当てやすい反面、稼ぎにくい券種であると言えるでしょう。

最高配当は18,020円

競馬における複勝の最高配当は、2023年5月13日京都5Rで記録した18,020円となっています。

このレースでは単勝1.6倍の1番人気スイープアワーズがまさかの8着。

逆に単勝540.7倍の11番人気ニホンピロパークスが2着になるという波乱が起きたことにより、ここまでの配当がつく事となりました。

6年ぶりに複勝の最高配当記録が更新されたという事で今後しばらくの間は塗り替えられることはないでしょう。

1点100円を賭けただけで、18,020円に化けるというのは複勝とは言えかなり夢がありますね。

複勝率とは意味合いが異なる

よく、複勝と複勝率を混同してしまう方がいますが、それぞれの意味合いは異なります。

複勝率とは馬が3着以内に入る割合のこと。

つまり、馬がどれだけ複勝馬券に絡んだかという事を表している数値となります。

複勝率は複勝の的中条件と連動しており、8頭立て以上のレースで3着に入った経験があれば数値が上昇。

逆に、7頭立て以下のレースで3着に入ったとしても、複勝として的中にならないので、複勝率にも加算される事はありません。

よって複勝率は馬の成績を表す数値、複勝は競馬における券種を差す用語という区別をつけるようにしましょう。

複勝のオッズについて

オッズを見れば「どの馬が人気なのか」という事を知ることができます。

そのため、予想の際は必ずと言っても良いほど目を通すことになるでしょう。

券種ごとにオッズの特性が異なるので、勝負する際はそれぞれについて把握しておく事が重要です。

という事で、ここからは複勝のオッズについて詳しくご紹介していきます。

複勝オッズの幅と見方

複勝オッズには「幅がある」という特徴があります。

具体的な見方は以下の通り。

単勝オッズと見比べると分かる通り、複勝オッズは「1.6-3.0」といった左右に2つの数字が記載されています。

左側の数字が複勝が当たった際の最低配当を表す下限オッズ。

右側の数字は複勝が当たった際の最高配当を表す上限オッズと呼ばれ、ぞれぞれの数字の間に幅があります。

一体なぜ複勝オッズには幅があるのか。

その理由は1着～3着の馬の組合せで払い戻しが変動するからです。

複勝は3着以内に入る1頭の馬を当てればよいので、残りの2枠にどの馬が入るかによってオッズが確定します。

そのため、人気上位の馬が馬券に絡むとオッズは低め。

逆に、人気下位の馬が絡めばオッズは高くなるなど、レース結果によって変動します。

おかしい複勝オッズには注意

複勝にはおかしいオッズすなわち、異常オッズという現象が起こる事があります。

異常オッズとは具体的に以下の通り。

単勝人気(順位)	複勝人気(順位)
1番人気	1番人気
3番人気	3番人気
4番人気	4番人気
2番人気	6番人気

基本的に、単勝オッズと複勝オッズの人気は同じになる事が多いです。

ですが、上記の組み合わせでは単勝2番人気に対して複勝が6番人気と、単勝と複勝の間に人気の格差が生じています。

これは単勝だけが異常に売れているという証拠。

何か意図しなければ特定の馬券だけを大量購入するといった行為をしないはずです。

そのため、このような異常オッズが発生した場合は八百長を疑われるといったケースが良くあります。

ただ、逆に言えば多額が投資されるほどその馬が入線する確率が高いと捉える事もできるでしょう。

なので、オッズがおかしいと感じた際は、人気が異常に高い馬に注目して予想を考えるのも良いかもしれませんね。

オッズの計算方法

競馬における複勝のオッズは以下の計算方法によって算出されます。

• 払戻対象総額÷勝馬投票券の枚数×10

では実際、この計算方法に当てはめて複勝オッズを算出していきましょう。

対象とするレースは、2020年の有馬記念。

1番人気のクロノジェネシスの複勝オッズは「1.2-1.5」となりました。

今回は下限オッズ(1.2)がどのように算出されたのかをご紹介します。

今レースの払戻対象総額は6,963,671.73円。

これを、クロノジェネシスの投票券の枚数55,571,040枚で割ると12.53円になり、1円未満を切り捨て10倍すると120円となりました。

レース結果を見れば複勝オッズはすぐに確認できますが、どのような過程で算出されいるのかを知ることでより競馬の知識を深められるのではないでしょうか。

実際に複勝を購入しよう！正しいマークシートの書き方

複勝の馬券を購入するためには、マークシートを記入しなければいけません。

競馬のマークシートは大きく分けて4種類。

今回は、その中でも一般的に用いられる事が多い緑色のマークシートの書き方についてご紹介します。

• ①マークシートが「表面」と書かれている面か確認する
• ②「場名」の欄で勝負するレースが開催される競馬場を選択
• ③「式別」の欄で複勝にチェック
• ④「1着・1頭目」の欄で勝負したい馬の番号を選択
• ⑤「金額」と「単位」の欄で購入金額を選択

以上の手順で進めれば、基本的にマークシートへの記入は完了です。

ただ、注意していただきたい点が1つあります。

それは発売締め切り時間ギリギリにマークシートを投票するという事です。

マークシートは記入する項目が多く、1つ1つ丁寧に塗りつぶさなければならないので、それなりに時間がかかります。

なので、発売締め切り時間直前から書き始めるとなると、気がついたら締め切り時間を過ぎてしまうなんて事もあり得るでしょう。

それではせっかく考えた予想が水の泡となってしまうので、マークシートは時間に余裕を持って記入するようにしてください。

競馬複勝まとめ

今回は競馬における複勝についてご紹介しました。

複勝は当てやすい反面、多くの払い戻しを獲得しにくいという特徴があります。

そのため「当てる」という事を第一に考えるなら良いですが「稼ぐ」を重視したい場合は相性が良くない券種と言えるでしょう。

やはり競馬で勝負するからには少しでも多くの金額を稼ぎたいと思うのではないでしょうか。

競馬で稼ぐには様々な方法がありますが、その中でも特に手軽で大きく稼ぐ事ができる裏技のようなものがあります。

それは競馬予想サイトを利用する事です。

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