中央競馬と地方競馬の違いとは?当てやすい競馬場と力関係を詳しくご紹介!

中央競馬と地方競馬には、出走馬の力関係や獲得賞金、コースなどに違いがあります。
これには会場の特徴や運営している主催者が異なるなど、様々な要素が絡んでいるのが大きな理由です。
経験の長い方でもこれらの違いを全て把握している人は意外に少なく、予想をするなら知っておいて損はありません。
そのため、本記事では中央競馬と地方競馬の違いについて徹底解説!
それぞれの配当や出走馬の力関係、どっちが勝ちやすいのかまで詳しくご紹介していきます。
意外と知られていない競馬の情報が満載なので、ぜひ最後までご覧ください。
中央競馬と地方競馬はどっちが当てやすい?
結論からいうと、中央競馬よりも地方競馬の方が圧倒的に当てやすいです。
では、なぜ当てやすいと言われているのか。
その理由が以下の4つになります。
- 出走頭数が少ない
- 人気馬が勝ちやすい
- コース形状がシンプルで予想しやすい
- 騎手の実力が結果に直結しやすい
通常12~18頭立てで開催される中央競馬に対して、地方競馬は7~10頭立てで開催されます。
出走頭数が少なければ組み合わせ数が減るため、展開を読みやすく予想が当たりやすいです。
さらに、地方競馬は出走馬同士の実力差が開きがちで、1~2番人気の馬や強い騎手が乗っていると勝ちやすい傾向にあります。
人気決着が多いので、堅い組み合わせで固めれば読み当てるのも難しくはありません。
ただ、人気決着が多い分、オッズが低いので中央競馬よりも稼ぎづらいです。
そのため、稼ぎやすいのは中央競馬で、当てやすいのは地方競馬ということを覚えておきましょう。
中央競馬と地方競馬の違いとは?
中央競馬と地方競馬の違いは様々ありますが、ここでご紹介するのは以下の7つ。
- 地方競馬に芝コースはなくダートコースのみ
- 中央競馬よりも地方競馬が多く開催されている
- 中央競馬は地方競馬よりも賞金が高め
- レースの主催者、管轄が異なる
- 地方競馬よりも中央競馬の方が配当が高い
- 中央競馬と地方競馬それぞれ専用の会場がある
- グレードレースの種類が異なる
予想に活かせる内容も多々含まれています。
競馬について詳しく知りたい方だけでなく、経験の長い方もチェックしておきましょう。
地方競馬には芝コースが存在しない!?

中央競馬場では、芝コースとダートコースが併設されています。
対して地方競馬場は、盛岡競馬場以外に芝コースを併設している会場はありません。
その理由は、芝の管理や維持に膨大な費用がかかるからと言われています。
芝はダートよりも荒れやすく、水やりや芝刈りなどの手入れが必須です。
なので、平日にレースを頻繁に開催している地方競馬と荒れやすい特徴を持つ芝では相性が最悪。
手入れにかかるコストや時間はもちろん、労力を考えるとダートコースのみで運営する方が良いのでしょう。
実際に盛岡競馬場の芝コースも「コストに見合わない」という理由で、殆ど使われていません。
地方競馬の殆どはダートコースで行われるということを覚えておきましょう。
地方競馬はレースの開催日数が多い
続いて紹介する中央競馬と地方競馬の違いは「レースの開催日数」です。
通常土日のみで開催される中央競馬に対して、地方競馬は土日だけでなく平日でも数多く開催されています。

全15会場でそれぞれ頻繁に開催されているので、1ヶ月単位で見ても地方競馬がない日は1日もありません。
地方競馬が毎日あるということはそれだけ勝負でき、稼げるチャンスが多いということ。
さらに地方競馬は夕方までの中央競馬に対して、朝9時から夜の9時まで開催されています。
平日の日中だと仕事で参加できない方も多いですが、ナイター競馬であれば参加できるのが利点です。
中央競馬と地方競馬では、レースの開催数だけでなく開催される時間帯も違うのです。
より多くのレースで予想をしたいという方は、週末だけでなく平日の地方競馬への参加も検討してはいかがでしょうか。
中央競馬は地方競馬よりも賞金が高い
中央競馬と地方競馬では、賞金額が大きく異なります。
以下、各レースの1着の賞金をまとめたのでご覧ください。
レース区分 | 中央競馬の 1着賞金 | 地方競馬の1着賞金 |
---|---|---|
グレードレース | 約3,500万円〜3億円 | 約100万〜8,000万円 |
平場 | 約550万円〜2,000万円 | 約20万円〜700万円 |
競馬の最高峰とも言えるG1の賞金額で比較すると、いかに差があるのかは一目瞭然。
注目すべきは、地方競馬のグレードレースです。
中央競馬が最大3億円の賞金が準備されていますが、地方競馬では最高賞金が8,000万円。
最低賞金は約100万円とかなり少なめです。
開催レースに対してそもそもの出資金額が中央競馬よりも地方競馬の方が少ないので、このような格差が生まれているのでしょう。
レースの主催者が異なる
中央競馬と地方競馬で出資金額が違う理由は、ズバりレースの主催者が異なるのが大きな理由です!
では、主催者が違うとどのような部分が変わるのか以下にまとめました。
項目 | 中央競馬(JRA) | 地方競馬 |
---|---|---|
主催者の種類 | 国の外郭団体(JRA:日本中央競馬会) | 地方自治体・地方公共団体(県・市・広域組合など) |
所管官庁 | 農林水産省 | 都道府県や市町村(地方公共団体の条例・規則) |
主な目的 | 国の財政支援、競馬振興 | 地方財政の補填、地域振興 |
売上規模 | 年間 約3兆円(2023年) | 年間 約7,000億円(全国合計) |
収益の使途 | 国庫納付金(公共事業などに使われる) | 地方自治体の財政支援・地域活性化 |
騎手・調教師登録 | JRA所属(全国統一) | 地方ごとの主催者が管理(南関・岩手など所属制あり) |
馬主登録 | JRA独自の馬主制度(審査厳格) | 各地方競馬主催者による登録(やや緩やか) |
代表的な競馬場 | 東京・中山・京都・阪神など | 大井・船橋・川崎・高知・名古屋など |
地方競馬は対象地域の自治体が管理しているのに対して、中央競馬は国で運営しています。
中央競馬は競馬界全体を管理して支えながら日本の財政支援。
対して、地方競馬の売上は地域を活性化させるために当てられているというイメージです。
国で管理している中央競馬と、地方の公共団体が管理している地方競馬では出資金額が異なるのも当然でしょう。
配当は中央競馬の方が高め
中央競馬と地方競馬で賞金額が異なれば、配当ももちろん変わってきます。
結論から言うと、中央競馬の方が配当は圧倒的に高いです。
配当が地方競馬よりも高くなるのには、以下3つの要素が大きく影響しています。
- 投票数が多い
- 出走頭数が多い(12~18頭立て)
- 実力が拮抗している
競馬をしている方の中には「中央はやるけど、地方はやらない」という方もいるのではないでしょうか。
地方競馬をやらない理由として、人気決着になりやすいからあまり稼げない、出走頭数が少ないからつまらないなど理由は様々でしょう。
まさにこれらが中央競馬の配当が高い理由なのです。
中央競馬は、地方競馬に比べて投票数が圧倒的に多いのが大きな特徴。
その分オッズが分かれ、割り振れる配当が増えてきます。
さらに出走頭数が多ければ、想定される展開も増えるので配当は高くなることでしょう。
堅い組み合わせだけでなく中穴狙いの組み合わせも増えてくるので、中央競馬は地方競馬よりも配当が高くなっています。
中央競馬は10会場、地方競馬は15会場で行われる
中央競馬と地方競馬では、それぞれ専用の会場があります。
まずは中央競馬場から。
- 函館競馬場(北海道函館市)
- 札幌競馬場(北海道札幌市)
- 福島競馬場(福島県福島市)
- 新潟競馬場(新潟県新潟市)
- 中山競馬場(千葉県船橋市 )
- 東京競馬場(東京都府中市)
- 中京競馬場(愛知県豊明市)
- 京都競馬場(京都府京都市)
- 阪神競馬場(兵庫県宝塚市)
- 小倉競馬場(福岡県北九州市)
中央競馬で使われているのは全部で10会場。
北海道から関東地方で6会場なのに対して、関東から西にかけては4会場とやや少ない印象です。
この中でも主要の競馬場と言われているのが「東京・中山・阪神・京都」の4つとなっています。
続いて地方競馬場を一覧でご紹介。
- 帯広競馬場(北海道帯広市)
- 門別競馬場(北海道沙流郡日高町)
- 盛岡競馬場(岩手県盛岡市)
- 水沢競馬場(岩手県奥州市)
- 浦和競馬場(埼玉県さいたま市南区)
- 船橋競馬場(千葉県船橋市)
- 大井競馬場(東京都品川区)
- 川崎競馬場(神奈川県川崎市)
- 金沢競馬場(石川県金沢市)
- 笠松競馬場(岐阜県羽島郡笠松町・岐南町)
- 名古屋競馬場(愛知県弥富市)
- 姫路競馬場(兵庫県姫路市)
- 園田競馬場(兵庫県尼崎市)
- 高知競馬場(高知県高知市)
- 佐賀競馬場(佐賀県鳥栖市)
地方競馬で使われている会場は全部で15種類。
中央競馬場よりも数が多いのありますが、全国各地にバラけていますね。
地方競馬場で主要の会場と言われているのが「大井・船橋・川崎・高知・名古屋」の5つになります。
ビッグレースはいずれかの会場で開催されることが多いので、この機会に覚えておきましょう。
グレードレースの種類が異なる
最後に紹介する中央競馬と地方競馬の違いは「グレードレースの種類・名称」です。
競馬をしたことがある方なら、聞き馴染みのあるG1・G2・G3の重賞レース。
中央競馬の場合は「有馬記念」や「天皇賞」などの注目レースが盛り沢山となっています。
地方競馬でもG1~G3のレースはありますが、地方競馬のみで開催される「Jpn1・Jpn2・Jpn3」というグレードレースはご存知でしょうか。
jpnシリーズで開催されているのは以下のレース。

中でも注目されているレースは「東京ダービー」や「帝王賞」となっています。
これらをG1のレースと勘違いしている方も多いですが、実は地方競馬ならではのグレードレースです。
中央競馬の注目レースにも負けないほどの盛り上がりとなっているので、タイミングが合えば積極的に参加しましょう!
中央競馬の勝ちやすい競馬場をピックアップ!
中央競馬と地方競馬の違いが分かったはず。
ここからはあなたが中央競馬と地方競馬それぞれで勝てるよう、ピップアップしてきました。
まず紹介するのは、中央競馬の当てやすい・稼ぎやすい競馬場からご紹介!
今後の予想に活かしたい方は、必ずご確認ください。
当てやすさ重視なら東京・阪神競馬場
中央競馬で結果を読み切ることを重視するなら「東京・阪神」競馬場が狙い目です。
競馬場 | 特徴 |
---|---|
東京競馬場 | 広くて直線長い。実力通りの決着が多い。展開に左右されにくい。 |
阪神競馬場 | 外回りコースは直線が長く、差しも届く。力のある馬が結果を出しやすい。 |
これらの会場は、競馬場の構造から人気決着になりやすい傾向にあります。
東京競馬場は広いコースと長い直線が特徴的。
馬の実力がレースに直結しやすく、奇抜な展開が少ないので予想がしやすいと言われています。
阪神競馬場も外回りコースでは直線距離が長め。
差しと追い込みが決まりやすく、実力勝負になりやすいです。
特に芝コースの1800mや2000mでは、過去の傾向から展開に左右されることなく実力の馬が1着となっています。
中央競馬で当てることを重視するなら、東京競馬場と阪神競馬場が狙い目と言えるでしょう。
稼ぎやすさ重視なら中山、福島競馬場
中央競馬で高配当を狙いたい方は「中山・福島」競馬場が狙い目です。
競馬場 | 特徴 |
---|---|
中山競馬場 | 小回り+坂。枠順・展開の影響が大きい。逃げ・先行が残りやすい。 |
福島競馬場 | 小回り・短直線。逃げ先行&内枠有利。馬場が荒れると大荒れも。 |
中央競馬で、波乱が起きやすく荒れやすいのが中山競馬場と福島競馬場です。
中山は小回りのコースや坂があり、枠順や騎手の判断などペース次第で結果が大きく変わります。
実力のある馬でも終盤の坂で失速したりと、実力通りに決着しないことも珍しくありません。
福島もコースが小回りかつ直線距離が短いのもあり、逃げ・先行馬が有利とされています。
これにより、外枠や差し馬が不利になりやすく、たとえ実力馬といっても外枠から勝ち切ることは難しいです。
中山競馬場と福島競馬場のレースは、人気馬がコロッと負ける可能性もあるので穴党や配当重視の方には狙い目の会場と言えるでしょう。
地方競馬の勝ちやすい競馬場をピックアップ!
続いて紹介するのは地方競馬の勝ちやすい会場です。
中央競馬同様に、当てやすい・稼ぎやすい競馬場に分けてご紹介していきます。
地方競馬で勝てない方や予想したことがない方は、ぜひ参考にしてください。
当てやすさ重視なら大井・川崎・名古屋競馬場
地方競馬で結果を読み切ることを重視するなら「名古屋・笠松・川崎」競馬場が狙い目です。
競馬場 | 特徴・当たりやすい理由 |
---|---|
大井競馬場 | 地方では広くて直線長め。実力通りの決着が多く、読みやすい。 |
川崎競馬場 | 内枠&先行有利が顕著。展開の読みが当たりやすい。 |
名古屋競馬場 | 小回り+力差大。上位人気がそのまま来やすく、堅い決着が多い。 |
前提として地方競馬は中央競馬よりも馬同士の実力差や騎手・厩舎の格差が出やすいです。
その特徴が過去の傾向に顕著にあらわれているのが上記3つの会場。
大井競馬場は南関東の中で最もスケールが大きく、直線も長いため中央競馬の会場とかなり構造が似ています。
実力馬にトラブルがなく、本来の走りができれば負ける可能性はかなり低いです。
川崎競馬場もコースが小回りなため、内枠・先行有利という傾向にあります。
実力のある騎手が乗っていて、人気馬が内枠であれば高確率で勝ち切るでしょう。
名古屋競馬場も川崎と同様の特徴を持ち、馬の実力通りに決着しやすい傾向にあります。
1番人気・2番人気がそのまま1位と2位になること珍しくありません。
これらの会場は地方競馬場の中でも人気決着になりやすい会場と言えるため、予想を当てたい方には狙い目の会場と言えるでしょう。
稼ぎやすさ重視なら盛岡・園田競馬場
地方競馬で高配当を狙いたい方は「盛岡・園田」競馬場が狙い目です。
競馬場 | 特徴 |
---|---|
盛岡競馬場 | 地方にしては広くて中央に近い。ハイペースや差し届く展開も多い。 |
園田競馬場 | 重馬場・小回り・先行多発。騎手の腕&馬場状態で着順が激変しやすい。 |
人気決着になりやすい地方競馬ですが、荒れた決着になりやすい会場があります。
それが盛岡競馬場や園田競馬場です。
盛岡は地方競馬としては珍しい広いコースと長い直線が特徴を持ちます。
過去の傾向から差し馬が台頭するケースも多く、展開によっては荒れた決着になることもしばしば。
対して園田は馬場が重く、騎手の実力やペース配分が結果に大きく影響される会場となっています。
実力のある馬でも他の強い騎手が乗っている馬に負けることもあり、上位人気でも簡単に勝ち切るのは難しいです。
これらの会場は、穴馬が入選することも多く地方競馬で稼ぎたいと考えている方には持って来いの会場と言えるでしょう。
まとめ
今回は、中央競馬と地方競馬の違いについてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
中央競馬と地方競馬では異なる部分が多く、予想の仕方や狙い目の馬も変わってきます。
本記事でご紹介した中央競馬と地方競馬の違いをおさえて、勝負するようにしてください。
あなたの目的に沿ってピックアップした会場で予想すれば、結果を読み当てたり1度の的中で大きく稼ぐことも難しくないでしょう。
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